俳優から舞台監督へ・元役者だからこそ築けるマネジメントの極意
株式会社ステージクルー・ネットワーク
代表取締役 糸山 和則氏
両親の影響で劇団の俳優として活動
糸山氏は、福岡県那珂川市出身で、両親は東京で劇団を運営するほか、スタッフ業の会社を立ち上げて経営していたそう。こうした家庭環境で育った糸山氏は、自然と演劇に興味を持つようになり、高校時代には演劇部に所属して演技に熱中していたそうです。
大学進学後は劇団に入団し、ここから俳優としての活動が本格的に始まったのだが、ここで得た経験が、後の舞台監督としてのキャリアを築く上での基盤となったと、糸山氏は語った。
大学進学後は劇団に入団し、ここから俳優としての活動が本格的に始まったのだが、ここで得た経験が、後の舞台監督としてのキャリアを築く上での基盤となったと、糸山氏は語った。
俳優から舞台監督の道へ。
劇団員の経験を活かし技術者と演出家の橋渡しのような存在に
糸山氏が劇団を退団するタイミングで、父親から「舞台の技術側に回ってみないか」と声をかけられ、父が経営するスタッフ業の会社に入社することになり、まずは舞台技術者としての新たなキャリアをスタートさせました。
入社後は、音響や舞台監督としてさまざまな公演に関わり、劇場の小屋管理や公演の裏方業務も担当するなど、多岐にわたる業務をこなしてきました。
その経験から現在も、外部の公演現場では裏方としての役割を担い、チームで運営しながら多くの公演を支えているそう。
ただ、糸山氏は当時、舞台監督の仕事が何を意味しているのかを理解しきれなかったとのこと。しかし、実際に舞台監督として経験を積んでいく中で、そこで感じた「仕事の奥深さや責任の重さ」が少しずつ理解できるようになったと語ります。
特に、舞台監督として、技術者と演出家の間で意見や要望が食い違う場面では、かつて俳優だった視点が生きるといいます。
演出家が求める表現と、技術者が持つ技術的な制約の間で調整が難航する際には、「こうすれば実現できるのでは」と代替案を出すことで双方の要望をすり合わせ、橋渡し役を担っているとのこと。
糸山氏は、舞台監督という仕事について「ある意味、技術者と演出家をつなぐ通訳のような存在」だと感じており、技術者の専門的な知識を理解しつつ、演出家が望む舞台表現を現実に落とし込む役割を通じて、現場全体がスムーズに進行するよう尽力しているそうです。
俳優時代に得た視点から、両者の意図をくみ取り、双方が自分の役割に集中できる環境を整えることで、現場の調和が保たれると考え、今後も舞台監督として、観客に感動を与える舞台を実現するために、あらゆる現場で調和を保つことを使命と感じ、現場を支え続けていきたいと強く考えています。
糸山氏が劇団を退団するタイミングで、父親から「舞台の技術側に回ってみないか」と声をかけられ、父が経営するスタッフ業の会社に入社することになり、まずは舞台技術者としての新たなキャリアをスタートさせました。
入社後は、音響や舞台監督としてさまざまな公演に関わり、劇場の小屋管理や公演の裏方業務も担当するなど、多岐にわたる業務をこなしてきました。
その経験から現在も、外部の公演現場では裏方としての役割を担い、チームで運営しながら多くの公演を支えているそう。
ただ、糸山氏は当時、舞台監督の仕事が何を意味しているのかを理解しきれなかったとのこと。しかし、実際に舞台監督として経験を積んでいく中で、そこで感じた「仕事の奥深さや責任の重さ」が少しずつ理解できるようになったと語ります。
特に、舞台監督として、技術者と演出家の間で意見や要望が食い違う場面では、かつて俳優だった視点が生きるといいます。
演出家が求める表現と、技術者が持つ技術的な制約の間で調整が難航する際には、「こうすれば実現できるのでは」と代替案を出すことで双方の要望をすり合わせ、橋渡し役を担っているとのこと。
糸山氏は、舞台監督という仕事について「ある意味、技術者と演出家をつなぐ通訳のような存在」だと感じており、技術者の専門的な知識を理解しつつ、演出家が望む舞台表現を現実に落とし込む役割を通じて、現場全体がスムーズに進行するよう尽力しているそうです。
俳優時代に得た視点から、両者の意図をくみ取り、双方が自分の役割に集中できる環境を整えることで、現場の調和が保たれると考え、今後も舞台監督として、観客に感動を与える舞台を実現するために、あらゆる現場で調和を保つことを使命と感じ、現場を支え続けていきたいと強く考えています。
技術者がやりたい仕事をできる「技術者の天国」を作りたい
糸山氏は、俳優としての経験が舞台監督として活かされる場面もありましたが、技術者としてのスタートはゼロだったため、音響や照明スタッフとして働き始めた当初、専門用語すら理解できず、さらに父親の会社で働く立場から「そんなこともわからないのか」と思われることも多かったと、当時を回想した。
特に最初の1〜2年は、思うように仕事が進まず、悔しさから涙を流しながら業務に取り組んでいたそう。
こうした経験を経て、糸山氏は「従業員がやりたい仕事をできる環境を整えること」を会社の大前提とし、技術者が働きやすい環境作りに力を入れています。思い描く理想は、技術者が自身の専門性を存分に発揮できる「技術者の天国」を創り上げることだと、語っています。
糸山氏のさらなる挑戦についてはYouTubeで!
特に最初の1〜2年は、思うように仕事が進まず、悔しさから涙を流しながら業務に取り組んでいたそう。
こうした経験を経て、糸山氏は「従業員がやりたい仕事をできる環境を整えること」を会社の大前提とし、技術者が働きやすい環境作りに力を入れています。思い描く理想は、技術者が自身の専門性を存分に発揮できる「技術者の天国」を創り上げることだと、語っています。
糸山氏のさらなる挑戦についてはYouTubeで!
YouTubeユーチューブ
COMPANY INFO会社情報
- 企業名
- 株式会社ステージクルー・ネットワーク
- 代表者
- 糸山 和則
- 所在地
- 〒811-1245 福岡県那珂川市別所1059-4
- 設立
- 平成6年2月14日
- 事業内容
- 各種文化施設の運営管理・催事における、舞台監督、照明、音響、舞台大道具・小道具製作・各種催事の企画及び制作
- ホームページ
- https://scn55.com/