松岡氏が訪問薬局を立ち上げる際には、かつての同僚が事業計画の作成や会社設立に関わる手続きをサポートしてくれたとのことで、事業面での豊富な知識を活かして起業準備を支えてくれたといいます。
そんな松岡氏が調剤薬局業界と出会ったのは、Jリーガーとしてのキャリアを終えた後、北九州のクラブでボーイとして勤務していた時、そこで知り合ったお客さんが調剤薬局業界に関わっていたことだという。
この偶然の出会いが、松岡さんにとって薬局業界への第一歩となり、薬局業務への理解を深めるきっかけとなったそうです。
サッカー選手としての生活から調剤薬局を経て起業に至るまでの道のりでは、特に思考方法の違いに苦労したと松岡氏は語ります。
それは、サッカーを通して培った「感情の表現」や「実践」の連続から、ビジネスに求められる「論理的思考」や「計画性」といった部分を養っていくことが難しかったそうです。

調剤薬局の事務として働く中で、松岡氏は「感情は論理であり、実践は理論である」という考え方に出会いました。
この考え方に出会う前は、感情に任せて行動することが多かったそうですが、考え方に触れたことで、感情を論理的に整理し、実際の行動を理論として体系化することの重要性を深く理解するようになったという。
それ以来、松岡氏は自分の行動を都度振り返り、感情的なことも含めて論理的に捉え直すことを心掛けるようになったといいます。今まで感情的だった部分を冷静に見つめ、感情や行動のパターンをルールとして整理することが可能になったそうです。

そして、自己理解が深まるにつれて、過去のサッカーでの経験も、単なる感情や直感によるものではなく、理論的に説明できるものであると気づき、サッカー選手としての挫折や成功体験が、自らの成長にどう影響を与えたのかをはっきり理解し、経営者としてのビジョンに落とし込むことができたといいます。
このようにして、松岡氏はサッカーから調剤薬局の経営に至るまでのキャリアを論理的に再構築し、過去の経験をビジネスの成功に結び付けることができるようになり、現在に至っているのです。

元Jリーガーが、異業種である調剤薬局業界にどのように挑戦し、訪問薬局サービスを立ち上げたのか。
スポーツから医療分野へのキャリア転換を果たした松岡光洋さんの歩みには、興味が尽きません。

地域に根ざした医療サービスを追い求める道のりには、支え合った仲間の存在、そして困難からの立ち直りがありました。
「感情は論理であり、実践は理論」という考え方をもとに、新たなビジネスを築き上げた軌跡を、松岡さんがYouTubeで語っています。

ぜひ動画で詳細をご視聴ください！